「独眼竜政宗」といえば、伊達政宗の波乱万丈な生涯を描いた、日本を代表する大河ドラマの一つです。
それが2025年1月6日から再放送されているのはご存じですか?
実は独眼竜政宗の本放送前には4作ほど戦国以外の年代を取り上げられていて、待望の戦国時代の大河ドラマでNHKとしては相当力の入った大河ドラマだったようです。
その中で、政宗を支えた妻・愛姫の存在は、ドラマに深みを与えました。
愛姫の気丈で聡明な姿は、後藤久美子と桜田淳子の繊細な演技によって、より一層引き込まれていきました。
愛姫の生涯と、彼女を演じた二人の女優の魅力を深く掘り下げていきます。
愛姫の読み方とその由来
愛姫の話をする前にこの呼び方についてお話ししなくてはいけません。
これは「めごひめ」です。
「あいひめ」ではありませんよ!
なぜ愛を「めご」とよぶのか?
いろいろ解釈はあると思うのですが、やはり愛姫の出身の三春の方言にかかわりがあります。
かわいいという表現に「めんこい」というものがあります。
めんこい姫というのが縮まって「めご姫」になったんじゃないかと思っています。
愛姫ってどんな人生だったの?
愛姫は、三春城主・田村清顕の一人娘で、1579年に12歳(満年齢では11歳・小学4年生か5年生くらい)で政宗と結婚しました。
ドラマでは、政宗との複雑な関係や、彼女の外交的な役割が描かれています。
愛姫は政宗に京都の情勢を伝える重要な役割を果たし、夫婦間の深い絆があったみたいですね。
史実の上での愛姫
実際に残っている愛姫の事を書いていきます。
生い立ちと結婚
愛姫は永禄11年(1568年)に、三春城主・田村清顕と正室於北の一人娘として生まれました。
天正7年(1579年)、わずか12歳で13歳の伊達政宗と政略結婚しました。
実は愛姫が伊達政宗と結婚するまでの様子はほとんど史実に上がってきていません。
伊達政宗に嫁にならなければ、表舞台に出ることもなく、静かな人生だったのかもしれません。
政宗との結婚は、両家の勢力拡大という側面が強く、愛姫自身にとっては、故郷を離れることになりました。
わずか12歳で数名の侍女と伊達政家に嫁いだんですね。
本人も辛かったかもしれませんが、親の方はさらに悲しかったでしょうね。
戦国の習いとはいえ、辛いものです。
人質としての生涯
愛姫は、豊臣秀吉の策略により、京都の聚楽第にある伊達屋敷で人質として過ごすことになります。
嫁いだ時に数年国元で過ごしましたが、それもほんのわずかな期間で常に危険と隣り合わせで、いつ人質として殺されるかわからない状況でした。
その後、徳川家康の時代になっても江戸で人質生活を続け、生涯を通じて夫の領地に足を踏み入れることはありませんでした。
結婚と夫婦関係
愛姫は12歳で13歳の政宗と政略結婚しました。
愛姫は容姿端麗でおしとやかな愛姫に、政宗は心惹かれていったようです。
夫婦仲は非常に良好で、政宗が豊臣秀吉から警戒されていた際も、愛姫は手紙で夫を激励するなど、互いを支え合う関係でした。
とはいえ、伊達政宗って激しやすい性格でしたから、いろいろあったみたいです。
しかし、私は思うんです。
政宗も親の愛情とはかけ離れた人生でしたし、愛姫も小さい頃に政宗の元に輿入れし、お互いに辛さを知っているからこそ、支えあう関係になれたんじゃないかとも思います。
もちろん、二人の間にはいろいろありすぎるくらいのことがあるんですけどね。
待望の子供
結婚から15年後、愛姫は待望の第一子である五郎八姫を出産しました。
その5年後には、伊達家の跡継ぎとなる忠宗も生まれ、夫婦の絆はさらに深まりました。
二人の間には子供がなかなかできなかったようです。
側室には子供がいたみたいですけど。
実はこれにはかなり大きな事件があって、それが原因で夫婦仲は最悪になります。
しかし、いろいろありながらも、二人は協力し合って、乱世を乗り切っていくのです。
政宗の愛情表現
政宗は愛姫を特別に愛し、敬意を持って接したようです。
もともと二人はまたいとこの関係ですし、愛姫の部屋を訪ねる際は羽織袴姿で、節句の日には裃姿の正装で訪れるなど、粋な振る舞いを見せました。
そんなところから、政宗はかぶきものとか、伊達者とか言われるようになります。
晩年のエピソード
政宗が70歳の時、病で衰弱した状態で江戸に到着しました。
しかし、愛姫との再会を拒否したんだそうです。
これは「愛する人に、病でやつれた姿を見せたくなかったから」という理由からだとも言われています。
愛姫は直接会うことを懇願しましたが、政宗の真意を理解し、納得した上で生涯の別れを迎えました。 こ
れらのエピソードは、政宗と愛姫の深い愛情と互いへの敬意を表していますね。
政略結婚から始まった関係が、生涯にわたる深い絆へと発展した様子が伺えます。
実はこの様子はドラマの中でも重要な見せ場です。
最終回でその様子が見られるんですが、それを演じる桜田淳子の様子が印象的でした。
愛姫を演じた女優達
愛姫という女性を演じたのは、後藤久美子さんと桜田淳子さんです。
私は後藤久美子さんってかわいい事は知っていましたが、愛姫を演じる後藤久美子さんは本当にかわいかったです。
そして桜田淳子さんは知的な雰囲気で愛姫を見事に演じていました。
後藤久美子さんのこと
生年月日: 1974年3月26日(現在50歳)
出身地: 東京都杉並区
身長: 161cm
血液型: O型
愛称: ゴクミ
経歴
1986年: NHKドラマ『テレビの国のアリス』でデビュー
1987年: NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』で愛姫の少女時代を演じ、注目を集める
1988年: 映画『ラブ・ストーリーを君に』で主演、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞
1990年代: 『男はつらいよ』シリーズに出演
私生活
1996年: F1レーサーのジャン・アレジとパートナー関係になり、渡仏
現在: スイス・ジュネーブに在住
3人の子供(長女27歳、長男24歳、次男16歳:2025年現在)の母
ご主人のアレジさんとワインを作っているみたいです。
近年の活動
2019年: 23年ぶりに女優復帰、映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』に出演
2024年: テレビドラマ『顔』で30年ぶりにドラマ主演を果たす
後藤久美子は、長年の海外生活を経て日本の芸能界に復帰し、女優としての活動を再開しているみたいですね。
桜田淳子さんの事
桜田淳子さんは、順調に女優としてのキャリアを積んでいたのに、宗教関係であまり表に出てこなくなっちゃいましたね。
生年月日: 1958年4月14日(現在66歳)
出身地: 福岡県北九州市
身長: 158cm
血液型: A型
愛称: ジュンジュン
経歴
1973年: 「天使も夢みる」で歌手デビュー(14歳)
1970年代: 「わたしの青い鳥」「白いパラソル」などヒット曲多数
1978年: 舞台『おはん長右衛門』で女優デビュー
1987年: NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』で愛姫(成人期)を演じる
1993年: 映画『お引越し』を最後に芸能活動を休止
私生活
1992年: 統一教会(世界平和統一家庭連合)の合同結婚式で結婚
夫: 東伸行(会社経営者)
子供: 3人
近年の活動
2006年: エッセイ集『アイスルジュンバン』出版
2013年以降: 不定期でライブやファンイベントを開催
桜田淳子は1970年代を代表するトップアイドルの一人で、歌手活動のみならず女優としても活躍しました。
現在は芸能活動から離れ、家庭生活を中心に過ごしているみたいですね。
後藤久美子さんと桜田淳子さんの事
桜田淳子さんは後藤久美子さんから役の上でバトンタッチする上で、相当悩まれたみたいです。
世間から「後藤久美子の後に桜田淳子かよ」みたいな言われ方もしたとかしないとか。
それは気にしてしまいまいしたって、「徹子の部屋」で話しているのが印象的でした。
まとめ
めんこい姫君の愛姫。
彼女は戦国の一番激動の時に、夫を支え、家を盛り立てる努力を怠りませんでした。
三春にある小さな国の女の子がいつ殺されるかわからない状況で頑張っていたかと思うと涙が出そうです。
そんな愛姫を二人の女優が演じます。
みんなで愛姫を応援しましょう!